日常を忘れさせてくれる様な、ダーク系作品はいかがでしょうか?
今回は「気軽に楽しめるダーク系」として、どこか影を感じる大人アニメを厳選しました。
独特な世界観や、じわじわと心に残る緊張感が魅力の作品ばかり。
ダーク系といえば「怖い」「暗い」イメージが強いですが、今回はそこまで疲弊せず、ダーク系の中では息抜き程度に見れる作品をラインアップしています。
少しミステリアスで、大人の余韻が残るアニメを気軽に楽しんでいきましょう!
ネタバレなし
「気軽に楽しめるシリーズ」では、深掘りはせず、感想メインでサクッと紹介しています。
ヴァニタスの手記(全24話)
■超簡単あらすじ
19世紀末のパリを舞台に、吸血鬼専門医のヴァニタスと、呪い持ちの吸血鬼ノエが「ヴァニタスの書」を巡って冒険する物語。
■感想
ダークで幻想的な世界観と、美しく描かれた吸血鬼たちの姿が印象的なファンタジー。
作画のクオリティが高く、ミステリアスな雰囲気に引き込まれる。
主役2人の個性が強く、テンポのいい掛け合いも魅力。
ただ、原作読者からすると演出にやや物足りなさがあり、バトルシーンの迫力ももう一歩。
雰囲気重視で観たい大人のダークファンタジーとしておすすめ。
■評価・おすすな人
★★★☆☆
- ダークで美しい世界観や作画を楽しみたい人
- 雰囲気重視の大人向けファンタジーを探している人
■アニメ公式サイト
アンデッドアンラック(全24話)
■超簡単あらすじ
不死のアンディと、触れた人に不運をもたらす少女・風子が出会い、世界の謎に立ち向かう物語。
▶公式PVはこちら。
■感想
独創的な世界観と、絶望をも笑い飛ばすような展開が魅力の異能バトルアニメ。
設定だけ見ると重そうだが、まさかの発想と勢いで困難を乗り越えていく展開が面白い。
バトルは迫力があり、頭脳戦の要素もあって飽きない。
否定能力のアイデアもユニークで、異能好きにはたまらない。
ただ、時系列が前後するため少し流れを追いにくく、回想パートが多めなのが惜しい。
■評価・おすすな人
★★★★☆
- 個性派異能バトルや独特の設定を楽しみたい人
- 絶望×ギャグ×熱さの緩急がある作品が好きな人
■アニメ公式サイト
NINJA KAMUI(全13話)
■超簡単あらすじ
忍者に家族を殺された元忍者・ヒガンが、復讐のために再び忍びの世界に身を投じる物語。
■感想
スタイリッシュなアクション演出が圧巻で、戦闘シーンは迫力があり。
忍者を現代風にアレンジした戦い方が斬新で、スピード感も抜群。
展開は予測不能で最後まで目が離せないが、キャラの心情描写がやや浅く、物語としての深みは控えめ。
アクション重視でテンポよく観られる、クールな大人アニメ。
■評価・おすすな人
★★★☆☆
- スタイリッシュな忍者アクションを堪能したい人
- テンポの良い復讐系作品を楽しみたい人
■アニメ公式サイト
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)(全25話)
■超簡単あらすじ
マナ(魔法)が使える世界で、マナを使えない少女・アンジュが、理不尽な運命に立ち向かう物語。
▶公式PVはこちら。
■感想
1話から重めの展開で始まる、ファンタジー要素ありのロボットアニメ。
登場人物の葛藤やドロドロした人間関係が丁寧に描かれ、世界観に引き込まれる。
謎のロボットや世界の真相が少しずつ明かされていく流れも面白い。
作画や戦闘シーンのクオリティが高く、OP・挿入歌の演出も最高。
ただ、後半はやや単調で、勢いが持続しなかった印象。
百合要素もあり、好みが分かれそう。
■評価・おすすな人
★★★☆☆
- シリアスで濃厚な人間ドラマや百合要素が好きな人
- ファンタジー×ロボ×音楽の融合を楽しみたい人
■アニメ公式サイト
怪異と乙女と神隠し(全12話)
■超簡単あらすじ
怪異が見える女子高生・緒川菫子と、怪異を祓う能力を持つ書店員・化野蓮が、様々な怪異に立ち向かう物語。
▶公式PVはこちら。
■感想
伝承や都市伝説、海外ホラーの要素を組み合わせた独特の世界観が魅力のミステリーホラー。
ホラー・コメディ・ミステリーの融合が見事で、先の読めない展開に引き込まれる。
雰囲気は暗めながらも鬱々しさはなく、独特のテンポで最後まで観やすい。
一方でキャラ描写の掘り下げが浅く、サービスシーンが少し過剰に感じる場面も。
アニメはオリジナル展開で完結している。
■評価・おすすな人
★★★☆☆
- ホラー×ミステリーの独特な世界観を楽しみたい人
- 伝承や都市伝説モチーフの作品が好きな人
■アニメ公式サイト
プレイタの傷(全13話)
■超簡単あらすじ
絶望の都市「暁特区」を舞台に、特殊能力を持った少年たちが、ある能力者を巡って戦う物語。
■感想
作画が美しく、バトルシーンのスタイリッシュさと迫力は見応え抜群。
ダークで都会的な雰囲気も魅力的で、映像面の完成度は高い。
ただ、キャラの掘り下げが浅く、世界観の説明も少なめで内容はやや掴みにくい。
ストーリーの深みよりも、アクションや設定の断片を楽しむタイプの作品。
■評価・おすすな人
★★★☆☆
- スタイリッシュなバトルや映像美を楽しみたい人
- ダーク×能力系の世界観が好きな人
■アニメ公式サイト
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(1期・全13話)
■超簡単あらすじ
願いを叶える代償に過酷な運命を背負う魔法少女たちの物語を、新しい視点から描いた作品。
「魔法少女まどか☆マギカ」のスピンオフ作品。
「2nd SEASON -覚醒前夜-」と「Final SEASON –浅き夢の暁-」をもって完結。
▶公式PVはこちら。
■感想
多彩な魔法少女と個性的な魔法が登場する、魔法作品好きにはたまらない一作。
敵は「魔女」ではなく「ウワサ」という存在で、ミステリー要素が強く、謎が明かされていく過程が面白い。
後半では意外なキャラも登場し、2期まで通して観るとより楽しめる。
ただ、「魔法少女まどか☆マギカ」を知らないと理解しづらい部分が多く、展開もややゆったりめ。
本家には及ばないが、ダークで繊細な魔法少女ものとして十分見応えがある。
■評価・おすすな人
★★★☆☆
- ダーク×ミステリー系の魔法少女アニメが好きな人
- 「まどマギ」世界観をもう少し掘り下げて味わいたい人
■アニメ公式サイト
▼「魔法少女まどか☆マギカ」についてはこちらの記事でご紹介しています。

Helck(全24話)
■超簡単あらすじ
魔族の帝国を舞台に、人間でありながら魔王の座をかけた大会に参加する主人公・ヘルクの物語。
▶公式PVはこちら。
■感想
序盤はギャグ多めの軽い雰囲気だが、後半にかけて一気にシリアスへと変化するダークファンタジー。
戦いの裏にある過去や真実が徐々に明かされていき、世界観の重みとキャラの葛藤が描かれている。
登場人物は個性が強く、物語にもある程度の深みがある。
ただ、全体としてはもう一歩引き込まれる要素が少なく、やや淡々とした印象。
■評価・おすすな人
★★★☆☆
- コメディからシリアスへ切り替わる物語が好きな人
- ダークファンタジーの空気感をじっくり味わいたい人
■アニメ公式サイト
屍者の帝国(映画)
■超簡単あらすじ
19世紀のロンドン、死体を活用する技術が発展した世界で、ワトソンが死んだ親友を違法に蘇生。彼は諜報機関に引き抜かれ、その技術の秘密を追跡していく。
■感想
死者を蘇らせる技術が存在する世界を描いた、独創的で哀愁漂うダークファンタジー。
レトロ×SFが混ざったような独特の世界観と、ワトソンの信念や葛藤に引き込まれる。
謎が少しずつ明かされていく展開はスリリングで、あっという間に見終わった。
一方で設定が複雑で理解しづらい部分もあり、終盤の展開やエンディングには少し物足りなさを感じる。
雰囲気重視で観るなら、唯一無二の美しい「死と再生」の物語。
■評価・おすすな人
★★★★☆
- ダークで幻想的な世界観が好きな人
- 死生観をテーマにした重めの物語を楽しみたい人
■アニメ公式サイト
【番外編】ダークアニメをもっと楽しみたい人へ
「気軽に楽しめるシリーズ・ダーク編」以外にも、沼る系や戦闘シーンが凄い系など深掘りタイプのダーク系記事がいくつかあります。
▼もっと深く、暗い作品を楽しみたい!という人はこちらの記事もおすすめです。
異色・心えぐる系のダークアニメ
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【番外編】 作品の裏側! 制作会社に注目
「ヴァニタスの手記」のボンズ、「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 -」のサンライズのように、映像のすごさの裏には、アニメ界を支える制作会社の存在があります。
それぞれの会社には独自の「作画のタッチ」や「演出のクセ」があり、見比べるほど個性が見えて面白い。
映像クオリティの裏側や代表作をもっと知りたい人は、こちらの「超有名アニメ制作会社」もぜひチェックしてみてください。
記事まとめ
【気軽に楽しめる】ダーク系!ちょっと怖い?けど面白い、大人アニメ9選は以下です。
- ヴァニタスの手記(全24話)
- アンデッドアンラック(全24話)
- NINJA KAMUI(全13話)
- クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)(全25話)
- 怪異と乙女と神隠し(全12話)
- プレイタの傷(全13話)
- マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(1期・全13話)
- Helck(全24話)
- 屍者の帝国(映画)
いかがでしょうか?
各作品どれも、個性的な暗さがあったと思います。
ダーク系の魅力は、心の奥にある感情を静かに揺らすところ。
悲しみや皮肉、希望までもが混ざり合うその世界は、見終わったあともふと頭を離れません。
これは!という作品があれば、ぜひ全話見てみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。








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