塔の上のラプンツェル

ラプンツェルの元の話(原作)は怖い!衝撃のグリムと映画の違いとは?

ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」には、元の話となる原作グリム童話が存在しますが、

その話が怖い!怖すぎ!と話題になっています。

そこで、映画版と原作の違いを見て、

「塔の上のラプンツェル」の話の違いを徹底比較しました!

原作の方は失明や妊娠があったりなど、

よりリアルかつ「え・・・」という表現や設定も多いので、

気になる人はぜひみていってくださいね。

ラプンツェルの元の話(原作)が怖い!

原作はグリム童話

ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の元ネタたる原作は、

グリム童話です。

グリム童話とは・・・

2人のグリム兄弟(学者)が当時人々に伝わっていた物語を聞き集め編集した昔話。

正式名は「子供たちと家庭の童話」

何度も改編されている。

作品:「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」など。

有名な絵本の原作になっていることが多いので、

あの童話か」と思う人もいるかもしれません。

改編はされているも、グリム童話はリアルさと残虐な表現があることでも有名です。

そしてそれは、ラプンツェルの原作にも当てはまります。

原作にもさらに元ネタがある?

ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の原作は、グリム童話ですが、

そのグリム童話の「ラプンツェル」にも元ネタも存在しています。

塔の上のラプンツェルの原作

2011年:ディズニー映画「塔の上のラプンツェル

1800年代:グリム童話「ラプンツェル」(ドイツ)

1600年代:フリードリッヒ・シュルツ「ペルシネット」(フランス)

グリム童話の「ラプンツェル」とストーリーはほぼ同じで、

登場する野菜がラプンツェルからパセリになっている点くらいです。

1600年代:ジャンバティスタ・バジーレ「ペトロシネッラ」(イタリア)

つまり、より正確にいえば「塔の上のラプンツェル」の元ネタは、

イタリアの「ペトロシネッラ」という物語が元となるのです。

「ラプンツェル」は随分昔の話だったんですね。

ややこしいので、「塔の上のラプンツェル」はグリム童話ということで、この記事は統一します

ではそんな「塔の上のラプンツェル」の映画と原作の違いを見ていきましょう!

ラプンツェルのグリムと映画の違いとは?

映画と原作の違い①魔女が妖精

ラプンツェルを幽閉している継母こと魔女ゴーテルですが、

原作初版では「妖精」の設定です

第2版以降の改編後は「魔女」となっています

「妖精」といってもしていることはゴーテルと変わりないので、

優しくはありません・・・。

>>今すぐ魔女ゴーテルの悲惨な過去と本当の真実を知る

映画と原作の違い②ラプンツェルとフリンの身分

映画と原作でラプンツェルとフリンの身分が逆転しています。

 ラプンツェルフリン
映画王女泥棒
原作庶民王子

これは面白いですね。

映画と原作の違い③ラプンツェルの幽閉理由

映画→ゴーテルが魔法の花の力を利用するため

原作→ラプンツェルの両親が妖精の庭の野菜(ラプンツェル)を勝手に食べ、妖精の怒りを買ったため

原作では、妊娠したラプンツェルの母が妖精の庭の野菜をほしがり、

夫が盗み食べたことが原因です。

妖精は庭の野菜を食べてもいい、だが生まれる子供を渡せ、と交換条件をだし、

ラプンツェルの父は、恐怖に飲まれこの条件を了承してしまいます。

不法侵入されたあげく、勝手に野菜食べられたら妖精も怒りますよね・・・。

ラプンツェルの名前の由来は野菜

上に書いた妖精の庭の野菜の名は、ラプンツェル (日本名:野ヂシャ) といいます。

野菜(ラプンツェル)をもっていかれた妖精が、

野菜代わりの子供(ラプンツェル)をもらったことになりますね。

映画では、野菜の代わりに病気を治すことができる植物、

黄金の花が登場します

映画と原作の違い③王子との出会い

映画では、泥棒のフリンが身を隠す際に、塔の上のラプンツェルと出会います。

し原作ではフリンは王子で、塔の中から聞こえてきた、

ラプンツェルの美しい歌声がきっかけで出会うことになります。

王子が妖精がラプンツェルの髪で塔に登っている姿をみて、

妖精と同じ言葉でラプンツェルに呼びかけ、塔の上に登ったことで出会います。

映画では、ラプンツェルが塔の外に出て冒険する中で

原作では塔に王子が何度も会いにくることで、互いに惹かれていきます。

映画と原作の違い④ラプンツェルの妊娠

ラプンツェルの妊娠は映画と原作との大きな違いです。

グリム童話初版では、ラプンツェルが「自分の服が身体にあわない」と言ったきっかけで、

妊娠したことが妖精にバレます

映画では、 「おばあさんは重くてかなわないわ。若くて大きい王子様より力がいるんだもの」 という、

ラプンツェルの言葉で、ゴーテルはフリンの存在を知ることになります。

ちなみに、初版ではラプンツェルと王子の性行為も思わせる表現があり、

よりリアル感がでています・・・。

映画と原作の違い⑤ラプンツェルの髪を切った人

 髪を切った人理由
映画フリンラプンツェルを助けるため
原作妖精妊娠した罰

映画と原作ではえらい違いですね。

ちなみに、原作のラプンツェルは髪を切られた後、

荒野に追放されるというかなり重い罪を背負っています。

映画と原作の違い⑥失明

原作ではフリンの立場である王子が、失明するのも映画とは大きな違いです。

映画ではゴーテルに刺され、致命傷を負ったフリン。

原作では、いつものようにラプンツェルに会いに来た王子ですが、

妖精からラプンツェルを追放したと聞くと、

絶望し塔の上から身を投げてしまいます

その際、目玉がとれ落ちるという設定があり、

命は助かるものの、王子は失明しました

失明するまでの経緯が恐ろしいですが、

いくら愛し合っていたとはいえ、少女を妊娠させた王子への罰なのかもしれません。

映画と原作の違い⑦結末(ラスト)

内容は違えど、原作と映画ともに最後はハッピーエンドです。

原作では、荒野にて男女の子供を産んで育てていたラプンツェルと、

王子が出会います。

お互い感動する中でラプンツェルの涙が王子の目に触れると、

王子は視力を戻しました。

なぜ魔法の力がないラプンツェルの涙で、視力が戻ったのかは謎です・・・。

そして王子は3人の家族を国へ連れ帰り幸せに暮らす、というものです。

映画では、魔法の髪を切ったラプンツェルとフリンが結ばれますね。

>>ラプンツェルの映画を字幕・吹き替え両方で視聴できる方法

ラプンツェルの元の話(原作)が怖すぎ!映画と原作との違いは?まとめ

いかがでしたか?

映画「塔の上のラプンツェル」の原作は、グリム童話です。

映画と原作では、ラプンツェルと王子の身分から

最後の結末まで大分違ったストーリーとなっています。

だからこそ違いを楽しむことができますが、

原作の方は怖っ!となるシーンもあるので要注意ですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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